絶海の水を飲む
2019
ミクストメディア
人に「違い」を見たときに違和感を覚えることが起こり、嫌悪感や不満、さらには排除に繋がることが多々ある。私たちは家族、時代、地域や業界から流れ込む価値観を吸い込み、出来上がった「自分の感覚」をもって人と関わろうとするのが普通であり、それになんの疑問も持たない。私たちは選んでそれらの価値観を吸い取ることはできず、その環境で生きるだけで勝手にそれらを吸い込んで行く。
私たちは、その人の背負わざるを得なかった、吸い込んできたものへ想いを馳せられるだろうか。